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| プロフィール |
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Author:ふなななえ
無駄に体育会系な思考と行動の人。 街中だと機嫌が悪く、土の匂いや開けたところに行くと穏やかになります。 趣味は飲む・食う・語る・描き散らかす。
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| はまりもの |
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■はまりモノ■
こちら見てる方はほぼ持ってらっしゃるでしょう(笑)
紹介だけしたいんで画像置かせて下さい
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| ■囲炉裏端の鍋■ 上橋菜穂子さんの作品を「守り人シリーズ」を中心としてあれこれ語りたい所存です。囲炉裏端で鍋つつきながら語るように、まったり作っていく予定です。 コメントお気軽にどうぞ(レスはコメント下部にて)! |
| 「闇の守り人」/向き合うこと生きること |
あいかわらず「天と地の守り人」の感想まで脳みそが達していません。 かなり…寝かさないと言葉として出てきてくれない…。 とりあえず3月末に会う恭穂さん(上橋さんの御本を教えてくれた恩人!)とがっつり語って胸の内をすっきりさせたい…っす!!!
…読み直しをしている守り人シリーズ。 気になるシーンをみつけた尻から、頁の端を折ってるんですが。 勢いついたら軽装版の頁、折り曲げまくりで(笑)。 これまた感想という文章になるにはほど遠そうな気配ではあります。
箇条書き的に(だからそれ感想にならないから…)ざくさく叫んでみましょうか…。 って、それでも長くなりそうだね…。 えーと、なんでか「精霊の守り人」ではなく、「闇の守り人」から。 …なんでやろ?(笑)
【食べ物】 衣食住は生活の基本! 特に食物は生活と密着しておりますが。 上橋さんの作品はいずれの作品においても、食物にぬかりがない! 食べたい!(それか) 美味しそうなだけでなく、そこから見えてくる文化・風習がすばらしい。 カンバルにはカンバルにふさわしい食べ物がたくさん出てきましたね! ・ロッソ:イメージ的にはロシアのピロシキみたい?もそっと生地がもそもそしてて食べ応えがありそう。店やら家で具に秘伝もありそうで…思い描くと食べたくなりますね(笑)。 ・ラカール:乳酒とのことですが、「さっぱり」していると。か…カルピスとかそんなかんじなのでしょうか?これはなかなか想像ついてません。牧畜主体のカンバルらしい飲み物ですよね(しかも保存が利く酒という形なのも納得)。 ・ラルウ:山羊乳と芋が主体、というのも非常にらしい。香草のちらし具合で風味が随分かわりそう!ラガも入れるんだろうなぁ…(うっとり)。 ・ジョコム:木の実を入れて焼きしめた菓子。…これもぎゅっと濃厚で美味そうvしかも腹持ちもよさそうv…カロリー高そうですが(笑)
【血縁】 ユーカ叔母の描き方が何とも爽快。 バルサさんのあのすこーんと突き抜けて、かつ一本筋の通った性格は血筋なのだな、と納得する次第。 「あごがしっかしした」という表現はなかなか女性に使わぬ描写のような気がしますが、バルサさん同様、骨太なイメージがしっかり脳内に入ってきましたよ!(だから美人ではあるけど、アニメのバルサさんは1枚絵だと線が細いかんじがしますもんね…動くとちゃんと重みがあってさすがI.G.だ!と安心しましたが) 「たったひとりの姪を見殺しにできますか」と毅然と行動する彼女もまた、凛々しくてまぶしいのです。 …上橋さんの描く女性は皆きびきび動くなぁ!
【ユグロ】 いやぁ、上手い!こういう、人間くさい野心のある人間がものすごく存在感がある! むかつくんですが、ものすごくむかつくんですが、何だか分かってしまうというか(笑)。 「真実の中にウソをまぎれこませる」 「人は、信じたいことがある」 至言です。 ものすごく至言です。 これを若いうちからつかんで、しかもそれを使うことに頓着なかったユグロは、やはり何か「抜け落ちた」人間ではあったのでしょう。 ジグロという光の陰で、長年生きてきた時に歪んでしまった暗がりに落としてしまったのか。 カグロがまだ良心のある人間である分、その歪みは強く浮き出ている気がします。 そこまで歪んでしまった、彼を知る人がいなかったことも、また彼の悲しさであろうかと。
【バルサの槍】 その業の美しさと強さが随所にちりばめられて! カッサが見るバルサの槍、その描写が本当に綺麗なんだろうなと想像させられる。 …I.G.の皆様、期待しております。ぜひとも「美しい槍業」魅せて下さいませ。
【山の王の民】 牧童の生きる、別の世界、地下の世界が本当に美しく、頭に浮かんできます。 アニメーションで誓いイメージとしたら「天空の城ラピュタ」の坑道内の壁にあった飛行石の原石が光るシーン、あの光に似ているんでしょうか?あれよりさらに蒼く、広く、深いイメージなんですが。 トガルの葉は煮詰れば猛毒なるけれど、水にひたすだけならば夜目を利かせる成分となる…という、表裏一体な描写もものすごく好きです。いわゆる、魔法ものにありがちな「何でもできるアイテム」ではないところがいい。 自然界にあるものは、それぞれ作用があって、多量・少量でその効果にも変化があろう。 そして、トガルで見える白く光った世界を思い描くとなんだか心がしんとします。静かに、美しい世界なんだろうと。 スーティ・ランのいる水路、これがまた想像するとたまらなくわくわくする。澄み切っている水と底もわからぬような深い水路、緑白石が輝く地下の壁。身を切るような水の冷たさもまた臨場感があふれてたまらない。
【バルサの心】 「殺された者に名誉なんぞ関係ない」そう言い切るバルサは命のやりとりをしていて、骨身にしみて実感しているのだろう。 勘定できない、代替なんぞないと。 だから、チャグムといた時間を「守っているあいだ、本当に幸せだった」と思えたバルサさんの心が嬉しい。 チャグムはバルサさんにとって、ジグロに近づける布石にもなる重要な時と機会を与えたのだな、と。 意図していなくても、「生きたい」気持ちと「守りたい」気持ちがちゃんと正面を向き合っていられた結果なのだろうと思う。 あと、タンダ。 事ある毎にタンダを思い出しているバルサさん!おおおお、ラブだ(違)。 「死んだら魂になっておまえのもとへ帰る」とすとんと思えるバルサさん。やっぱりタンダは彼女の礎なんだろうな…と。 ただ、礎であってもなお、バルサとジグロの関係には力を及ぼせないんだなと、ラストの…胸を貫くのではなく、貫かれたバルサさんを見て思った。タンダとは別次元で、ジグロは彼女の一部であるんだろうと(ってことは次の項目だったか)。
【バルサとジグロ】 ジグロは、バルサを連れて逃げた時点ではまだ迷いがあったのかもしれないが、彼女に武術を教える段階では既に達観した領域に入っていたのかもしれない。 自分が、何をしようとしているのか、迷いを断ち切っていたような気がする。 (けれど、友を殺す悲しみや苦しみ、掟を断絶させる恐ろしさも同時に味わっていたとは思うが。) だから、ジグロがバルサに語りかける言葉にはいつも揺るぎがない、心が決まっているから。 「いつか、その怒りの、むこう側へいけたら、ずいぶん楽になるだろう」 ジグロにはバルサの苦しみの元は分かっていたけれど、当時はどうしてやることもできなかったんだろうと。 自分の心も伝えていたけれど、全てをうまく伝えることは出来なかったんだろうなと。 「怒り」はバルサの胸のうちにずっとくすぶっていた。トト長老に「運命なんて言葉でかるがるしく片づけないでくれ」と怒鳴った彼女のやり場のない気持ちがつらい。タンダにさえもきっとぶつけようがない怒りなんだろうと。
ジグロの苦しみは「悲しみ」以外に、彼自身も気づいていなかった「怒り」もあったのだなと。 「王」への「カルナ」への、そして「バルサ」への怒り。「運命」というよりも「欲と権力にまみれた流れ」に巻き込まれた怒りと憎しみ。 同じものを共有するバルサだからこそ、ジグロのそれを理解し、そして彼女の中にある同じものを自覚し、昇華させることができたのかもしれない。あの時の「舞い手」は彼女しか、できなかった。 この後のバルサは、ずっと強くなる。 武術が、というよりは精神が、ずっと安定しているような気がする。 ジグロの事も含めて、心の落ち着き所ができたのかもしれない。
どんな時も引き返さない、はいつくばっても生きることをあきらめない、それはバルサの性分でもあり、ジグロの育て方でもあり、彼女らの生きてきた道のりそのものから得た力でもあろう。 「闇の守り人」を読み返す度、物語の感動と共に、力をもらうことができる。 自分に置き換えることは全くできない世界なのだけれど、その生きようとする力、歩こうとする力、何かに向き合おうとする勇気。 守り人シリーズでも特に、心に落ちてくる作品です。
…またしてもこんな時間っっっ! これから原稿とかやろうとかしてる自分はあほうですか?
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